sen-on

Waves NLS, "Non-Linear Summer"


プラグインというものは何をどうやってもぶっ壊れないという素晴らしい性質があるので、とりあえず適当にトラックに挿してみてどう音が変わるか試すという僕みたいな原始人でもいろいろ遊ぶことが出来る。このWaves NLSというシロモノも、とりあえず挿して「Drive」ノブを上げるだけでいい感じに音が変わるので、まあそれで良いといえば良いんだけど、ふとマニュアルを読んでみることにした。一応英語(受験英語だけど)を使う仕事がこういうときに役に立つ。ちなみに僕はゲームなんかも説明書をあんまり読まない派で、まあ読まないというより読んでも覚えていられないというか、やりながら覚える派だ。で、たまにふと説明書を読むと使ったことのないコマンドがあったりして。

で、このNLSというやつはその挿し方にルールがあるようだ。やっぱり説明書は読んだほうがいいね。それによると基本的な使い方は二種類ある。各トラックのエフェクトチェーンの最初に「NLS Channel」を挿し、マスターバスの最後に「NLS Buss」を挿すという使い方と、各トラックのエフェクトチェーンの最後に「NLS Channel」を挿して、マスターバスの最初に「NUS Buss」を挿すという使い方の二種類だ。

使い方1

 トラック1:NLS Channel→各種プラグイン

 トラック2:NLS Channel→各種プラグイン

 トラック3:NLS Channel→各種プラグイン

  :

  ↓

 マスターバス:各種プラグイン→NLS Buss

使い方2

 トラック1:各種プラグイン→NLS Channel

 トラック2:各種プラグイン→NLS Channel

 トラック3:各種プラグイン→NLS Channel

  :

  ↓

 マスターバス:NLS Buss→各種プラグイン

このどちらかのプラグイン配置にすると、実際のコンソールの配線を再現できるというわけ。

1,2のどちらの配置でも、通すだけで「アナログ感」を演出できる。僕のようにガンガン歪ませたい派なら、使い方2の方が各種プラグインごとドライブがかかるので良い気がする。まあ、いずれにしろプラグインだし、好きな場所に置けば構わないと思う。Wavesもそのように言っているし。

うっすら軽いアナログ感ではなく、けっこうガツッと音質を変える。3種類のコンソールを選択してシミュレートできる。当然アナログコンソールをシミュレートするなら使うコンソールを統一するべきだろうが、チャンネルごとに自由に選択しても良いと思う。3タイプそれぞれ一聴して違いがわかるぐらい尖っている。僕も3タイプかちゃかちゃ切り替えながらドライブを回す。レッドゾーンに入ると3タイプそれぞれ気持ちよく歪む。プラグインだから、実機じゃできないことをやってもいいと思う。

余談だが、アナログコンソールは各チャンネルに微妙な個体差があるため、隣同士のチャンネルに同じ信号を入れても出力はわずかに異なる。これを再現するために、NLS Channelは内部パラメーターが微妙に異なる30種のバリエーションが用意されている。このため同じサンプルを別のトラックにコピーし、同じ設定のNLS Channelを通して鳴らすと、30トラック目まではわずかに違う音が鳴る。普通に聞いて区別できるようなものではないが、実際逆位相にして重ねる(同じ音なら打消しあって無音に鳴る)と、結構な違いがあるのがわかる。マジでオタク(褒め言葉)だな、Waves!!

#Waves #プラグイン

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