"Outist" Ableton Liveの柔軟なルーティングが可能に(無料)

フリーのMax for Liveデバイスの「Outist」は、Ableton Liveのエフェクトチェーンの好きな位置から、好きなところ(別のトラックのインプット、プラグインのサイドチェイン入力、リターントラック、オーディオI/Oのアウトプット)にオーディオを飛ばすことができる。
Liveデバイスの「External Effect」と異なり、元のトラックのオーディオには影響しないし、外からのオーディオを受け取る機能も無い。シンプルにオーディオを分岐して、好きなところに送れる。なお、複数のOutistから同じ場所にルーティングした場合、すべての信号はミックスされる。
これを使うと内部ルーティングの自由度が格段に上がる。例えば、ドラムラックの一部の音(例:スネアとハイハットのみ)をリバーブにセンドしたり、原音と違う定位でセンドアウトすることもできる。一番の使い道は、コンプレッサーなどのVSTプラグインのサイドチェイン入力に直接オーディオを送れることだ。(Outist無しだと基本的にリターントラックを作る必要があった)
現状フリーで使える。リリース当初は様々なバグがあったが、Ver.1.3になってからは特に問題なく使える。
フリーダウンロード:Valiumdupeuple