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神秘主義クラブミュージック:Deep Forestその1

Deep Forestはフランス出身のベテランユニットで、ミリオンセラーを2度達成しているので知っている人も多いかと思う。メジャーレーベルから最後にリリースして、すでに12年ほどたっているので、引退したと思っている人もひょっとするといるかもしれない。インディーズに移ってからも精力的に活動している。

Deep Forestの最大の特徴は、最初のリリースから現在にいたるまで、毎回方向を大きく変えてくるところだ。しかしDeep Forestとしての基幹部分は常に維持している。

「Deep Forest」(1995)より「Deep Forest - the Sound of Africa」

いきなり大ヒットしたデビューシングル。かなり実験的でありながら、誰の耳にも馴染みやすいメロディアスな仕上がりになっている。

映画「ストレンジデイズ」から「While the Earth Sleeps」。1stアルバムのスタイルからの正統進化。パンチの効いたドラムが圧倒的。これがDeep Forestのある種のホームポジションとなり、以降ここから実に様々な方向に音楽性を走らせていく。

ジプシー音楽を中心とする、東欧をテーマにした「Boheme」よりタイトルトラックの「Boheme」。前作よりボーカルを全面に押し出したトラックが多い。エモーショナルな作風で、異国の曲ながら強烈なノスタルジーを生む。なおこのアルバムはDeep Forest最大のヒットとなり、世界で400万枚売れた。

中南米をテーマにした「Comparsa」より、「Noonday Sun」。とてつもないほど雰囲気が変わった陽気な曲。現地でのレコーディングを多用しており、この曲も当時90歳以上の女性歌手とのコラボレーション。美しいカバーデザインにジャケ買いしても良いが、恐るべきボーナストラック「Alexi」の入った日本版を必ず選ぼう。

タイトル通り、多国籍音楽の「Music Detected」より「Will You Be Ready」。沖縄民謡部分に元ちとせが参加している。様々な音楽要素が奇跡的なレベルで調和した1曲。葉加瀬太郎との陽気なコラボ曲「Tokyo Street」は日本版にのみ収録されているのでやっぱり買うなら日本版。

Deep Forestはここまで紹介してきたとおり、そのスタイルが様々な方向に揺れ動くが、何度も聞くとシンセサイザーの音色やコード進行、ボーカルチョップのフレーズに強いDeep Forestらしさを感じるようになる。「あ、これ」と感じられるようになったら、ようこそ、あなたもこの森の住人だ。

長くなってきたので後半に続く

#WorldMusic #ニューエイジ #神秘主義クラブミュージック #DeepForest

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